同人誌「缶の底」に掲載した詩「赤い花」、とあるフレーズから作った詩ですが、そのままでは歌に出来ないのでなんとなく75調にしてみました。
775・575・577・775でループ。こういう感じでいいのかな?
- かつて世界は蒼と翠に覆われて
- 遙かなる玉座は空の楽園に
- 金色の光普く世界を照らし
- 天舟が雲を描きて空を舞い
- やがて見えざる風さえ人は支配する
- 栄光の時代されどある時風が止み
- 火が落ちて世界は凪いで地に墜ちる
- 金色の玉座さえもが砕かれて
- 歴史は終わり空への道は閉ざされた
- ダルジェの神の見いだす世界荒れ果てて
- 楽園は墜ち王国は砕かれて
- 人々の暮らしも森の営みも
- 争いも希望切望幸いも
- 全ては砂の底で眠りについている
- ダルジェの神は砂漠に種をまいて待ち
- その種を眠るる過去は受け入れて
- 紅い時種の芽吹きは世界を包む
- 砂底に眠るる夢に根を伸ばし
- 花咲く時を世の末までも待ち続け
- 花咲く光ダルジェの神の贈り物
- 何時かまた再び世界を焦がす夢
- 冷め切らぬ光がその葉に今また宿り
- 空へまたやがて飛び立つ夜は明けて
- 日はまた昇り朝を我らは取り戻す
- ダルジェの花は今も世界の礎と
- 遙かなるなくしたものを思い出す
- 足下の今なお砂の底にて眠る
- 過ちを解きて芽吹く紅い花
- 故にその木は契約であり天土の
- 生きる我らの礎と
- 礎とされた
初音ミクが動く環境が欲しいな。まともに。
ではまた次回。