門の世界の続きです。
この世界は
- 異世界への門が不定期に特定のポイントで開く
- 第3世界と呼ばれるところから来た人たちの国がある
という事以外は特に考えていなかったので、特定の物語は有りませんでした。
そもそもエピソードを持たなかった門の世界ですが、せっかく作った世界なのでなにかをやりたいと思いました。そこで同人誌「缶の底」を再版した際に掲載した「ネコフーミ」の舞台であるリーメントの森とルーメントの学園を門の世界のなかに組み込むことにしました。これによってネコフーミと地続きの「オコさん」というキャラクターから門の世界にも少し奥行きを持たせることが出来ました。
ということで今回はオコさんに絡んだ部分を書いていこうかと思います。
まずは、「オコさん」とは何者なのか?これに関してはイラストをのちほどアップしようと思いますので見ていただいて。ネコフーミの後に落書きから生まれた彼女は鬼の女の子でいじめられっ子なイメージを付与されました。で、ネコフーミと門の世界が融合した結果としてオコさん達鬼の種族の設定が門の世界にあったものへと取り込まれていきました。そもそもオコさん達鬼の種族はルーメントの街の外れのスラムのようなところに住んでいる難民的な立場で設定されていました。和風な服を着ているのでどちらかというと洋風な世界観のルーメントにおいては異物な訳です。
これらの設定と門の世界の設定の融合として「かつて門が開いたときに門の向こうから侵略してきた部族」という事になりました。特定の(ユニーク的な)世界としては第三世界の住人が割と大きめの勢力を持った王国を形成しているという設定がありましたが(根底をなす設定というか発想の一つです)これにくわえて第一世界の設定としてオコさんの世界が決まりました。
- 歴史の初めの頃に現在ロール・エン・クリールと呼ばれる門が開き異界からの侵略があったらしい。
- 異界からの侵略者達は侵略に失敗し引き上げていった。
- しかし引き上げずに門の世界に残った者達は侵略者の子孫として長い間迫害される。
と言うような感じです。現在(ネコフーミの時代)第一世界の末裔は僻地で暮らしたり、第一世界の侵略の後にやってきたため、また自分たちが異界から来たため偏見が少ない第三世界人の王国にいるかとなっています。
まあ、なんだかんだ言ってこれらのネタを前提としてどんな物語を作るかっていうのが重要なんでしょうけどね。
と、言うようなところです。では、また次回