先日の未読のリストのうち二冊を読みました。
まずはこちら。
電撃大賞金賞受賞作。
さすがは金賞と言うだけあって、話のもって行き方、特に読者の感情のコントロールが非常にうまいと感じました。
連作短編風に描かれており、各章のタイトルとなっている有名な絵と、それに心動かされた人との交わりを描きつつ、やがて世界の成り立ちの謎に迫る。
そんな内容です。
以下の絵が取り上げられています。
序章「風神雷神図」
第一章「接吻」
第二章「ひまわり(12本のやつ)」
第三章「民衆を導く自由の女神」
第四章「ゲルニカ」
第五章「ノートルダムの凱旋(作中作)」
終章「恵奈(作中作)」
てな感じ。
若干謎の提示と謎解きのスパンが短いと感じましたが、その分だれずに最後まで物語が進みます。
統一後の世界で争いをもたらす物として過去の絵画が封じられた世界で禁断の名画をビルの壁に描くアート・テロリスト「ヴァンダル」。そして、彼らを追うインターポールの刑事二人組の話。もうこの設定だけで面白そうじゃん。実際面白いし、謎解きも良い感じで、とてもオススメの一冊ですよ。
ヴァンダル側の事情はこの作品で一段落したので、是非とも刑事さん達の話を書いて欲しい次第。
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大人気のシリーズの第五巻。
前後二編が収録されています。
一編目はついに明かされる「わたし」の過去。学舎編!
残念ながら本名は出てきませんよ?
意外とああ言う語り口調で主人公はアレな性格だったのだね。と思いました。
だんだん増えていく登場人物。人間も、それ以外も。
と言うことで二編目はRougeLike!RougeLike!
まず初期のファミコンっぽい感じから始まっていざ洞窟に入るとローグライク!
階段が%なのでNetHackではないことがわかります。
知力体力の最大値が18とかw
ところで、主人公のパラメータでDISと書かれていたの、あれはなんだろう?
てなとこで、それ以外にも妙にこっていました。さすがだね。
あと、こいつを試してみた。
いままで知らなかった音が聞こえた。
聞こえかたはというと、音が平坦になる感じ。
うーん。高音から低音までくまなく聞こえるというか、ならされていると言うか。
面白い。