SOA2

短編集。キリトもてすぎ。

このシリーズを読んだ多くの方が感じているとおり、猪間もログアウト不可が無くて、ゲームオーバー即死が無ければSAOで遊んでみたいと思う。

いいなー。

まだ本編には出てこないけど格闘家も面白いと思う。エフェクト付きでラッシュが決まったら爽快だろう。

あと、結構懐の深い世界なので(なんせまだ6千人ぐらい未登場人物が居るし)二次創作をしやすそうだなと感じます。abec氏のイラストもくぁいいし

黒の剣士

アクセルワールド二巻の予告に乗せられていたツインテールの女の子がヒロインのパート。

心の温度

今回の中では一番好きかも知れない。特にラストシーンが。

職人クラスのプレイヤーの生活やクエストが描かれてSAOに奥行きを持たせる一遍。

またなんと言ってもラストシーンで語られた、一般のプレイヤーから見たSAOの最後がよかった。爽快で。

赤鼻のトナカイもそうだし、その設定上閉塞感のある話になりがちなこのシリーズでうまいこと爽快感が出てる。

朝霧の少女

記憶喪失の女の子の話。

これを読むと一巻のラスボス戦でアスナがキリトを庇って盾となれたのは有りかなというか、システム的にも矛盾したものではないのかもという気がしてきた。

SAOの管理システムガーディナルはかなり複雑なシステムみたいで、スタンドアローンであれだけ巨大なゲームのゲームバランスをきちんと管理している。偉い子。

そしてSAOに限らずナーブギアはプレイヤーの思考=思いをくみ取る装置だ。

ガーディナルも本質的にはプレイヤーの思いを具現化するための存在なのかも知れないな。とか思いました。

赤鼻のトナカイ

前作SAO1で幾度もキリトの口から語られた絶滅したギルドの話。とその後日談。サチ可愛い、超可愛い。

MMORPGはやったこと無いので知らないけれど生き残るために情報が重要というのはRPGの基本かも知れない。

猪間は以前NetHackというローグライクRPGをやっていたことがあって、そのゲームは死んで覚えろを地で行くゲームでした。

未だにクリアできていないのですが、まあ、クリアできるってのが一つのステータス(ランク的には下の方だけど)になっている様なゲームですが、まさに情報が命。

操作方法に始まってダンジョンの特徴、敵の特性、スキルの上げ方等々。色々覚えないとすぐ死んじゃいます。

そんな中、死ぬとほんとに死ぬゲームであるSAOはものすごい難易度の高いゲームだよね。

死に方を覚えて、その方法では死なないように注意するための手順がないので。

そう考えるとβテスト時に何度も死ねたキリトが強いのは(たとえゲーム開始時に他のプレイヤーとステータスは同じでも)当たり前といえば当たり前だ。

SAOに対するプレイヤーズレベルが恐ろしく違うのだから。

だから彼らがビーター(βテスターのチート野郎的な意味)と言われるのも無理ないよな。

一般的なチートの手段は今や攻略サイトだけど、SAOにはそういう情報も乏しそうだし。本当に貴重な情報は攻略組しか知らないようだしね。