灼眼のシャナSIII
高橋弥七郎さんの灼眼のシャナの最終巻。読み終わりました。
表紙のシャナが漢前ですね。
シリーズ初の敵、狩人のフリアグネ編に出てきた宝具の誕生秘話「ソロー」
対フリアグネ戦直後を描いた「ノーマッド」
シャナが日本に来る前の話を描いた「ヴァージャー」
事件の後を御崎市と新世界から描いた「フューチャー」と「ホープ」
そしてシャナS恒例の解説短編「狩人のフリアグネIV」
が収録されております。
今まであまり描かれなかった内乱の様子や事件後の御崎市、新世界が描かれているのがうれしい一冊です。
本編最終巻のラストの様子から想像していたザナドゥとはだいぶ変わった雰囲気で驚きました。がよくよく読んでいれば前もって予告されていた通りなんですけどね。なんか祭礼の蛇の語りっぷりがね。
私は本格的にこのシリーズを読んだのは本編が終わる直前なのですが、読んで良かったと思えるシリーズでした。
読者の期待をうまいこと外してさらに面白い話を語ってくれる。そんな作品です。