私がGMを行っているシノビガミのキャンペーンのまとめ。
PC番号は入れ替わるのでPC名を書いています。
第一話
隠忍の血統が行っている渡来人召喚の儀式を巡るセッション。
この日はメンバーの一人が里帰り中だったため、PCが3人でセッションを行う。
Characters
・PC1 山岡守(鞍馬神流 PL:T)
・PC2 落合幻瞳(隠忍の血統 PL:U)
・PC3 鳴神紫電(斜歯忍軍 PL:Y)
・NPC 尋景皐(一般人)
このセッションではシナリオキャリアをNPCに設定していたため、実質的にGMが4人目のプレイヤーとして機能しました。
Gimmick
・プライズ 逸廓刀
シナリオのキーとなるプライズ、渡来人召喚の儀式の中心的存在として各勢力が探しているものです。
最終的にPC2がキーとなるプライズを獲得し隠忍の血統側が勝利、渡来人が召喚されることになりました。
このシナリオをプレイする場合、PCが四人いるのならばNPC枠のキャラクターをPC4として対立型で遊ぶことが出来るでしょう。
第二話
第一話のラスト、PC2だった落合幻瞳がプライズを獲得したため彼を主人公に第二話を構築。PC番号が入れ替わります。また、里帰り中だったメンバーが帰ってきたのと、新メンバーが来てくれたのでPCが5人です。
召喚された渡来人をめぐるセッション
Characters
・PC1 落合幻瞳(隠忍の血統 PL:U)
・PC2 藤林梓(一般人 PL:A)
・PC3 山岡守(鞍馬神流 PL:T)
・PC4 鳴神紫電(斜歯忍軍 PL:Y)
・PC5 富士オーム(比良坂機関 PL:J)
・NPC 尋景皐(一般人)
急遽追加したPC5ですが、意外としっくりと廻ってくれました。とはいえ、4人用のシナリオとしても回すことは出来ると思います。このシナリオは特殊型で、ボスとエニグマ、プライズとギミックをいろいろ入れてみました。
実プレイ時はクライマックスに明鏡止水の効果を適応しわすれましたので、覇道はボスのキャラシーに記入しておいたほうが良いかもしれません。
Gimmick
エニグマを三つとプライズを二つ
流れとしてはシナリオ作成時に想像していたのから大きく外れる事無く流れました。このシナリオでもキャリアをNPCに設定していたため、メインフェイズ中もやることが多かったのですが、PC達にもう少し進行上重要な秘密を付与しても面白そうだなと考え、次の話に進みます。
第三話
1話2話を通じて落合幻瞳と山岡守が良いライバルになってきたので、彼らの過去の話をやろうかなと思いました。ついでに今までのセッションで語られた過去の事件に焦点を当てた話にしてみました。
思いついた端から作っていったキャンペーンなので、多分話の整合性はとれていないと思うのですが、エピソードからエピソードが生えてくるのが経験できたのが良かったと思います。
Characters
PC1 落合血斎(鞍馬神流 PL:U)
PC2 山岡守(鞍馬神流 PL:T)
PC3 てとら(隠忍の血統 PL:A)
PC4 神谷紫信(比良坂機関 PL:Y)
PC5 ??(ハグレモノ)
NPC 尋景皐
PC3てとらは前回PC2藤林梓だった人が、また、PC4神谷紫信は前回PC4鳴神紫電だった人が担当してくれています。てとらのPLさんは毎度キャンペーン中にPCを変えても見事にプレイしてくれるとても凄い人です。
また、PC4のPLはエンディングで非常に見事な演出をしてくれて、琴線ポイントをかっさらっていきました。彼は一見ふざけているようなキャラをセッションの内容に合わせてとてもきれいにまとめてしまうという特技を持っており、それが今回のセッションでも発揮されました。
PC5は前回のPC5の人にやってもらおうと考えていましたが今回はキャンセルということでしたのでNPCとPC5を抜いてプレイしました。このセッションは対立型でNPCは陣営毎の人数の調整用として作っておきました。
今回、オープニング前にこういう話をやりたいということを明言したこともあって(過去編だけに結末を事前にPL達と相談しながらシナリオを組みました)とてもスムーズに回していただきました。そして、PC4の結末は私の予想を超えてきれいにキャンペーンにまとまってびっくりしました。
Gimmick
特にありません。
しなりを作成メモ
セッションの自由度
シノビガミではメインフェイズの流れはPCの行動にほぼ完全に依存するため、一見自由気ままな世界が展開され、不安定なセッションができ上がるという感覚があります。
しかし、PCの意思決定の指針となるのはGMが示すハンドアウトであることを考えると、シノビガミほどPCの行動が制限されたゲームも珍しいのではないでしょうか?シノビガミに置いては、PCの使命や背景といったおなじみの情報から、PCの思惑や恋愛感情、はては正体までGMは好きに決められます。
したがって、PCの動機と背景さえきっちりと決めてしまえば話の方向は結構絞れます。ま、方向と結末を絞れるくらいで、他の部分はやはり自由度があります。PLで参加しているときはこれほど自由なゲームもありません。
ゲームにおける行動が制限されているがゆえの自由がここにあります。目的が絞られているからこそ、達成方法は好きに決めていいよ。というわけです。
キャンペーンフック
シナリオをキャンペーンとしてつなげたい場合、GMが拾いやすいようなネタをPCの行動に仕込ませて置くと次につながりやすいかな。逆にGMはPCがとった行動をつなげていくと喜ばれるかも。とはいえ、シノビガミの場合PCはやりたいことがあれば結構自由に盛り込めるので、そこまでGMから盛る必要もないと思います。
長文を読んでいただいてありがとうございました。
GM:いのま